VMDの基礎2 繁盛しているお店に聞いて見た。

街の広告スペースが見つかる

VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)基礎編の続き。
前回用語の解説などを行いましたので合わせてどうぞ。
VMDの基本をマスターして売れる店舗ディスプレイを。

 
実際にディスプレイを工夫して成功している小売店は、どんなところに気をつけているのでしょうか?インバウンド向け小売店で成功しているお店に聞いて見ました。

 

昔は全然人が来なかった

そのお店は京都のお土産屋さんです。A土産物店とします。
A土産物店は、神社の境内のそばに立地していまして、もともとは神棚などを販売していました。
しかし、そうした宗教儀式にまつわるものは、だんだんと需要が減っていることもあり観光客向けのお土産も置くようになったそうです。

 

神社ブームで観光客倍増!

折からの訪日観光客増加や神社のブームもあり、境内にはたくさんの観光客が訪れるようになりました。観光客が増えたから単純に売り上げがあがったのでは?と思うのが普通なのですが、意外とそうでもありません。
境内には他にもお土産屋さんや神社用品を置いてあるお店はあるのです。
しかしお客さんはほとんど入っていません。
なぜかA土産物店だけに異常にお客さんがたくさん集まっている状態だったのです。

 

○○のドンキホーテ

商売繁盛の秘訣を店主にうかがったところ、秘密はVMDにありました。
「うちは神社のドンキホーテを目指す」と。
いろんなものがいっぱいあって、探す楽しみを持ってもらう。
整然と並んでいると見た目はキレイだけれど、
ぱっと見で欲しいものがあるのかどうかわかってしまう。
それより、なんかあるかもしれない、と思ってもらうことが良いのだそうです。
色々あるから触りたくなって気づいたらカゴがいっぱいに、ということもしばしば。

確かにA土産物店は、非常に雑然としていて、
絶妙にチープでかわいいものがありそう、と感じる佇まいなんですね。

最初からわかっていてそうしたわけではないですが、色々やっているうちに今のスタイルにたどり着いたんだそうです。創意工夫のたまものなんですね。

ディスプレイが大切なんだということが分かります。

 
 

うまくいかないと、色んな情報にふりまわされますし、続けることも不安です。
しかし、真似でもなんでもいいのでまずは自分なりの方法で続けてみること。
そういう地道な活動が大切なんだなと感じました。

自分のこだわりのお店になればそこは必ず誰かにとっての魅力が生まれます。
告知マーケットのエーヨ!には、そんなお店を求めている人たちがたくさん集まってきます。自分のお店がお客さんに魅力的にうつっているのかどうか。
エーヨ!に掲載して調べてみるのもいいのかもしれませんね。

https://a-yo.jp