チラシやフライヤーのデザインを依頼するときの鉄則〜第1回〜

街の広告スペースが見つかる

みなさまはチラシのデザインはどこに依頼されていますか?
ランサーズなどのクラウドシーシングやコワーキングの発達で、品質も悪くなく安価に個人のデザイナーに依頼することができるようになりました。

成功とビジネスイメージ

どうせ頼むなら、良いものを作って満足したいし、相手にも気持ちよくお仕事をして欲しいですよね。

でも、
「イメージ通りのものを作ってもらえなかった」
「素材がなければ作れないと言われた」
「法外な価格をあとで請求された」
といったモヤモヤやトラブルに巻き込まれる話もよくお聞きします。

なぜそのようなことが起こるかと言いますと、
一言で言いますと相性が合っていない状態です。
性格ではなく、課題と解決方法が合っていないんですね。

つまり

グラフィックデザイナーの選び方

がとても重要になるわけなんです。

私たち自身もデザイン会社である経験も踏まえて、自分も相手もすっきり仕事ができる、チラシやフライヤーのデザインを依頼するときの鉄則を3回に分けてご紹介したいと思います。

第1回目は「グラフィックデザイナー(デザイン会社)の選び方」です。

デザイナーを選ぶ時のポイントはズバリ
「そのデザイナーが何をデザインできるのか見極める。」
これにつきます。その方の実績や作品などはその後から見させていただくので十分です。

「私チラシのデザインできますよ」
と言われ「じゃあ、よろしくね!」という前に、

実は、まずチラシを作るにあたって、
ご自身の課題を明確にしておく必要があります。
大きく4つのフェーズがあります。

1、イメージが明確で売り方も知っている。

2、イメージは湧かないが売り方は分かる。

3、イメージは明確だが売り方が分からない。

4、イメージも売り方も分からない。

それぞれについて最適な相手についてご説明します。

1、イメージが明確で売り方も知っている場合
クラウドソーシング
クラウドソーシングやコンペでイメージの再現度の高い相手を選びましょう。コンペで声をかけるなら、比較的安価なフリーランスデザイナーが良いでしょう。穏やかで真面目な性格の設計図通りにレイアウトできる器用な相手がベストです。明確な意思決定と的確な指示により、お互いの労力を最小限にすることできれば、より良い関係性を築くことができます。
依頼する相手:クラウドソーシングサービス・フリーランスのグラフィックデザイナー

 

2、イメージは湧かないが売り方はわかる場合
フリーランスのデザイナー
戦略があるのなら、よりよいパートナーを見つけられます。
ビジュアルに定評のあるフリーランスのグラフィックデザイナーやビジュアルブランディングに強い事務所に声をかけてみましょう。思い描く戦略にブランドイメージが紐付けば、ビジネスモデルの強化に役立ちます。予算があるなら中小広告代理店も。
依頼する相手:フリーランスのグラフィックデザイナー・デザイン制作会社

 

3、イメージは明確だが売り方はわからない場合
フリーランスのディレクター
コンサル会社にお願いすると戦略は描けますがスモールビジネスをされている方にとっては費用面で難しい。そこで、フリーランスでプロデューサーやディレクターという肩書きを持っている方にお願いするのも手です。ディレクターというのは、戦略をツールに落とし込む際に人脈や知識で活躍しますが、戦略策定そのものに強い方も多いです。
依頼する相手:フリーランスのディレクター・コンサル会社

 

4、イメージも売り方も分からない場合
デザインコンサル会社
そもそも売り方といっても本当に戦略が描けていないのか、単にプロモーションツールの情報に不足しているのかはケースバイケースです。そのあたりの見極めも含めて頼りになるのがデザインコンサル会社です。広告代理店がそのような動きをしている場合もあります。マーケター、ディレクター、デザイナーが連動し課題解決のために尽力してもらえます。ただしある程度の予算は必要です。
依頼する相手:デザインコンサル会社・広告代理店

 

いずれにしても、一度「これだ!」と思ったデザイナーが入れば多少のことでは浮気せず同じ人に根気よく依頼しつづければ、勘所を熟知した頼れるパートナーとなるでしょう。

今回はチラシのデザイナーですが、概ねどんなデザイン制作物においてもあてはまることなのでぜひ!参考になさってください。

 


 

以上「チラシやフライヤーのデザインを依頼するときの鉄則」についてでした。

第2回もお楽しみに!