チラシの作り方編。
前回のグラフィックデザイナーの選び方編を元に、考察しております。
ポイントは依頼する相手によって伝え方が違う、という点です。
<クラウドソーシングで依頼する場合>
目的: 戦略を立て、サムネイル・原稿を準備してデザイナーに伝える。
イメージが明確で売り方も知っていることが前提です。あとは相手が手を動かして作るだけでいい、綿密な設計書を準備してください。
1、戦略を立てる:
マーケティングとも。STP分析がよく使われます。セグメント(市場)、ターゲット(見込み客)、ポジショニング(強み)を分析して最適な見え方コンセプトを設定します。
2、サムネイルを準備:
サムネイルとはイメージのラフスケッチです。ビジュアルのテーマや、写真や文章をどのように配置すれば戦略にマッチするのか考えます。
3、原稿・素材を準備:
サムネイルに沿って決められた場所に決められた分量でテキストを用意します。コンセプトを伝えられるとよりイメージがわくでしょう。ロゴデータ(aiまたはeps)や画像データ(jpgやpng できるだけ解像度の高いものを)なども用意しましょう。
4、打ち合わせして相手に伝える
<フリーランスのデザイナーに依頼する場合>
目的: 戦略を立て、原稿を準備してデザイナーに伝える。
イメージは湧かないが売り方はわかるのでどのような戦略か伝えることとテキスト素材はできるだけ準備した方が良いでしょう。画像の素材は相手と打ち合わせながら準備しましょう。
1、戦略を立てる:
同上
2、原稿・素材を準備:
戦略的に必要なテキストを流れに沿って用意します。ロゴデータ(aiまたはeps)や画像データ(jpgやpng できるだけ解像度の高いものを)などもあらかじめ用意しましょう。
3、打ち合わせ:
営業戦略を伝え、どのような見せ方が良いのか相手の提案を待ちましょう。
<フリーランスのディレクターに依頼する場合>
目的: サムネイルを準備してディレクターに伝える。
イメージは明確だが売り方はわからないので自分の持っているイメージや思いを伝え、相手の売り方に直結する提案を待ちます。
1、サムネイルを準備:
サムネイルとはイメージのラフスケッチです。戦略がない場合は、ビジュアルのテーマや、理想とするイメージがわかるサンプルなどを準備します。写真や文章をどのように配置するのかも大まかに考えます。
2、素材を準備:
コンセプチュアルなもので良いのでテキストを用意します。ロゴデータ(aiまたはeps)や画像データ(jpgやpng できるだけ解像度の高いものを)などもあらかじめ用意しましょう。
3、打ち合わせ:
どのような売り方販売促進が良いのか相手の提案を待ちましょう。
<デザインコンサル会社に依頼する場合>
目的: 現状を正確に相手に伝える。
イメージも売り方も分からないので自分の思い・ビジョン・課題を伝え相手の提案を待ちます。
1、素材を準備:
コンセプチュアルなもので良いのでテキストを用意します。ロゴデータ(aiまたはeps)や画像データ(jpgやpng できるだけ解像度の高いものを)などもあらかじめ用意しましょう。
2、打ち合わせ:
どのような売り方・見せ方が良いのか相手の提案を待ちましょう。
デザイナーへの依存度に比例して、自分が用意する資料が異なるのが分かりますね。ぜひ参考にしていただき、グラフィックデザイナーとの関係性アップにお役立てください。
以上
「チラシやフライヤーのデザインを依頼するときの鉄則〜第2回〜 チラシの作り方編」についてでした。