町おこしのノウハウ。自然とコミュニケーションが生まれる絵本を通じた場作り。

街の広告スペースが見つかる
その日も「この世界の片隅に」原作者のこうの史代さんの原画展が行われていました。あまりにも何気なくひっそりと行われていたのでびっくりして二度見しました!!これも来店された出版社さんとのご縁だそうです。

「例えばこんなつながりもありますよ。
これは今注目の作家さんの、はやしますみさんを、絵本を自分で作りたいという方にご紹介して実現した仏教絵本です。売れっ子作家さんなので普通はそうはいきませんがたまたまはやしさんが仏教絵本に興味があったので実現しました。」
絵本作家さんと作りたい人がつながる。そんな場所大都市でもなかなかないです!

「絵本ちゃんのロゴ自体も絵本作家の荒井良二さんに作っていただいたロゴです。
色んな人にこの場所に来てもらいたいし、触ってもらいたい。自分の便利な物を最優先にしがちな時代に、何か大切な事に気づいて欲しい。
だって絵本ちゃんも、たくさんの絵本を好きな人たちに支えられているんですから。」

素敵な場所でした。子どもの頃、あったのかもしれないし、
幻想かもしれないけど確かに覚えている懐かしい感じや人との繋がりがそこにはありました。

余談ですが、筆者が帰りのバスに乗り遅れトボトボ歩いていた時です。
「おーい乗っていくか〜!」
地元のおっちゃんに車で駅まで乗せていただきました。
車中で話して印象的だったのが

「質美がああなって取材やらたくさん来て活気はできた。でも地元の人間が大事にしてた場所がなくなったと言うもんもおる。ワシもそういう思いはちょっとある。」

そうボヤきつつも、こうして不便な交通事情に往生する旅行者なんかを乗せてあげるのは抵抗勢力なりの応援なのかな?と勝手に解釈してしまいました(笑)。

色んな人が色んな想いを抱えつつも自分を変えようともがき成長する、それがきっと教科書には書いていない町おこしのノウハウなんだろうなと感じました!

 

「絵本やアート関連は人気ですね。端から端まで全部お持ち帰る方もいらっしゃいます。地域活性化関係もいいですよ〜。田舎暮らしや移住に興味のある方は多いです。と語る谷さん。
商品委託もOKですが地元のものに限られるとのことです。
アンティークなテーブルや棚を使わせていただけることになりました。
お隣のきのこ文庫にもポスターなど貼れます。できるだけ最適な場所を選んで置いてくださるとのことです。嬉しいですね!

ぜひ一度足をお運びください!きっと素敵な出会いが待っていますよ!
絵本ちゃんに案内チラシや作品を置きたい方はこちら。

営業時間等はリンク先のウェブサイトでご確認ください。

文責:神野